石原裕次郎主演『黒部の太陽』が44年ぶりにスクリーン上映!…映画は大きなスクリーンで観てほしい
石原裕次郎さんの没後25年にあたる今年、石原プロモーション製作の主演映画『黒部の太陽』『栄光への5000キロ』が初上映時以降、初めてスクリーンで上映されることが明らかになった。1968年公開の前者は44年ぶりの上映となる。
今回のチャリティー上映会は、裕次郎さんの「映画は大きなスクリーンで観てほしい」という生前の願いをかなえる「『裕次郎の夢』プロジェクト」の一環として行われるもので、3月23日、同24日の東京国際フォーラムでのプレミア上映を皮切りに、全国で開催される予定だ。
石原プロモーションとチャンネル銀河が協力して行われる同上映会では、『黒部の太陽』『栄光への5000キロ』というラインナップを用意。裕次郎さんと三船敏郎さんが主演した1968年公開の前者は、世紀の難工事と呼ばれた黒部ダム建設の苦闘を描いた作品で、2009年には香取慎吾、勝地涼の出演でドラマ化されたことも記憶に新しい。
一方、翌1969年公開の『栄光への5000キロ』は裕次郎さんが世界各国のレースに参加するプロレーサーにふんした作品で、三船さんほか、仲代達矢、浅丘ルリ子といったそうそうたる面々が出演。カーレースの興奮を描いており、当時のファンはまたスクリーンで観られることに感慨を覚えるに違いない。
現在は、劇場公開されていた作品が比較的早くDVD化されることが多い。だが、今回上映される2作品は裕次郎さんの遺志をくみ、メディア化されることはなかった。当時とは事情が異なるため単純に比較はできないが、映画館の大スクリーンでしか味わえないものは絶対にある。その意味でも、今回の上映会企画はファンにとって待望といえそうだ。(編集部・福田麗)
「裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会~プレミア上映」は3月23日、同24日に東京国際フォーラム ホールCにて開催 チケットは2月10日発売