ダニエル・ラドクリフ、アカデミー賞に怒り!「『ハリポタ』ではなく『ヒューゴの不思議な発明』がノミネートされているのはおかしい」
『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)に対して怒りのコメントを発表したことが話題になっている。シリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が同賞でわずか3部門ノミネートにとどまったことへの不満をダニエルは明らかにしている。
念願のオスカー獲得なるか?映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』場面写真
ノミネートはされるものの、アカデミー賞にはいつも手が届かない同シリーズ。Digitalspyによると、そんな現状に対し、ダニエルは「アカデミー賞は娯楽作品や子ども向けの作品が好きじゃないんだろうね。マーティン・スコセッシが監督をしていれば別だけど」と最多11部門でノミネートされている『ヒューゴの不思議な発明』批判とも取れる発言をした。
事実、同作を鑑賞したというダニエルは「どうしてこの作品がノミネートされて、僕たちがされていないのかわからない。怒りさえ覚えたよ」と語っており、『ヒューゴ』が優遇されている理由については「俗物根性のなせる業だ」とA.M.P.A.S.を痛烈に批判している。
アカデミー賞で子ども向け作品が苦戦を強いられるというのはたびたびささやかれることではあるが、それを真っ向から批判したダニエルの発言は関係各所に波紋を広げている。ダニエルにとって、『ハリポタ』は自身の俳優人生を語る上では欠かせない作品。今回の発言も、突然思いついたというよりは、これまでに積もりに積もった怒りがついにあふれてしまったのかもしれない。(編集部・福田麗)