役所広司と小栗旬初共演の『キツツキと雨』が海外からオファー殺到!映画祭で獲得した4つトロフィーを前に満面の笑み!
11日、役所広司と小栗旬が初共演を果たした映画『キツツキと雨』の初日舞台あいさつが角川シネマ新宿にて行われ、役所と小栗、沖田修一監督が登壇し、東京国際映画祭とドバイ国際映画祭で獲得した4つのトロフィーと対面したほか、台湾での公開が決定していることを告げられ改めて喜びをかみしめた。
本作は、山村を舞台に、森で暮らす木こり(役所)とデビュー作の撮影にやって来た映画監督(小栗)が出会い、年齢や環境、価値観を超えて心を通わせ合うプロセスを描く心温まるドラマ。第24回東京国際映画祭で審査員特別賞を、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞(役所広司)、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を受賞している。海外では台湾で公開が決定しているほか、韓国からもオファーが届いている状態だという。
先月に行われた完成披露試写会のときと同様に、この日も和装で現れた小栗。すでに映画監督の経験もある小栗は、劇中で気弱な新人監督・幸一を演じたことは不思議な感覚だったと語る。思い出深いシーンを聞かれると「お風呂のシーン。氷点下の中で、役所さんとガタガタふるえていました(笑)」と笑いながら明かしていた。
一方、素朴で武骨な木こり・克彦を演じた役所は「木こり役は初めてでしたが、チェーンソー(での作業)はけっこう得意です(笑)。ゾンビメイクも楽しかった」とにっこり。さらにあいさつの最後には「今日は『キツツキ』とか『はやぶさ』が公開ですね……キツツキは小ぶりですけど、記事は大きくして下さい(笑)」とマスコミに語りかけるなど、ユーモラスなコメントを連発して会場を盛り上げていた。
そしてトーク中盤には、作品タイトルにちなんで、キツツキの形をしたアメが3人にプレゼントされた。最後のフォトセッションではそのアメを手に、トロフィーを前にしてにこやかに写真撮影に応じていた。(古河優)
映画『キツツキと雨』は全国公開中