『スター・ウォーズ』改変の理由…ジョージ・ルーカス激白!「ハン・ソロは冷血な殺人鬼ではない!」
『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』の公開が迫る中、ジョージ・ルーカスが同シリーズに手を加え続ける理由について説明した。その改変は時にファンから「改悪だ」と非難されるほどだが、不評を買っているのはルーカスも百も承知。それでもその手を緩めないのは、「考え得る限り最高の作品を目指しているから」だと胸中を打ち明けている。
ハリウッド・リポーターのインタビューに応えたルーカスは、『スター・ウォーズ』の3D版での変更点について「現段階で最高の出来になっているのはブルーレイ版です。なので、今回はそれを3Dにしただけです」とコメント。ブルーレイ版ではダース・ベイダーが「ノー!」と叫ぶなど大幅な変更が加えられ物議を醸したが、3D版でもそれを踏襲しているとのことだ。
そのことに関連して、ルーカスは『スター・ウォーズ』におけるハン・ソロが賞金稼ぎグリードを撃つ場面での変更点について言及。オリジナル版を支持するファンについて「彼らはハン・ソロに冷酷な殺人鬼でいてほしいのでしょうね。でも、ソロはそういう人物ではありません」と一蹴(いっしゅう)した。
このシーンに限らず、ルーカスは同シリーズに加えられた変更は、作品をよりわかりやすくするものだと主張しており、そのことを譲るつもりは毛頭ない様子。『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』と同時期に公開される『ピープルvsジョージ・ルーカス』では、そんなルーカスについての思いをファンが語っており、こちらを観れば、一層シリーズが楽しくなるかもしれない。(編集部・福田麗)