『美女と野獣』のフランス版製作へ
素晴らしいストーリーというのは、幾世紀も経て何度も何度も語り継がれるものだ。「シンデレラ」「白雪姫」そして「美女と野獣」などは子どもの頃、何度も観た経験が誰にでもあるのではないか?
アレックス・ペティファー&ヴァネッサ・ハジェンズ版「美女と野獣」 映画『ビーストリー』写真ギャラリー
「美女と野獣」については、最近では映画『アイ・アム・ナンバー4』のアレックス・ペティファーと映画『エンジェル ウォーズ』のヴァネッサ・ハジェンズの現代版バージョン『ビーストリー』があり、ディズニーの3Dバージョンも公開された。
ここにきて、新しいヨーロッパ・バージョンの「美女と野獣」製作のニュースが入ってきた。美女には映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のレア・セドゥー、野獣には映画『ブラック・スワン』のヴァンサン・カッセルという配役である。
監督には映画『サイレントヒル』のクリストフ・ガンズがあたる。ガンズはこのリメイクについて「もちろん時代を経ても色あせないおとぎ話のストーリーに手を加えるつもりはないが、これまでにない全く新しいビジュアルの世界を作り出して、観客を驚かせたいと思っている」と語っている。
映画史上最も評価されている『美女と野獣』は1946年のジャン・コクトー監督・脚本のバージョンと言われているが、同じフランス映画として見比べるのも一興かもしれない。
ヴァンサン・カッセルとクリストフ・ガンズの顔合わせは、2001年の映画『ジェヴォーダンの獣』以来となる。(後藤ゆかり)