ホイットニー・ヒューストンさん15年ぶりの銀幕カムバック作品、8月に全米公開
現地時間11日に亡くなった、米人気歌手ホイットニー・ヒューストンさんの出演映画『スパークル(原題)/ Sparkle』について、製作・配給の米ソニー・ピククチャーズは、予定通り8月に全米公開すると発表した。
本作は、1976年の同名映画のリメイクで、1960年代のニューヨークを舞台に、貧乏でみじめな生活から抜け出すため歌手グループを結成した3姉妹の栄光と挫折を描く音楽ドラマ。人気テレビ番組「アメリカン・アイドル」のシーズン6で優勝したジョーダン・スパークスが主人公を演じ、ホイットニーさんはその母を演じた。
ハリウッドレポーターによると、ホイットニーさんの撮影は終了しており、米ソニーは本作を予定通り8月17日に全米公開すると発表。製作総指揮を務めるハワード・ローゼンマン「これは、とてつもなく偉大なカムバック作になるはずだった。彼女はとても素晴らしい」とホイットニーさんのパフォーマンスを絶賛している。
オリジナル作品の製作も務めたローゼンマンは、ちょうど金曜日に本作のラフカットを観ていたといい、「彼女の披露したパフォーマンスについて、夢中になっていたところだったんだ。彼女は素晴らしい。今は……ただショックだ」とコメントしている。
ホイットニーさんは、1992年の映画『ボディガード』で銀幕デビューを果たし、役者としても魅力を発揮。その後『ため息つかせて』『天使の贈りもの』に出演した。本作は、およそ15年ぶりとなる女優カムバック作品として注目を集めていたが、その死によって実質最後の映画出演作となってしまったといえる。(編集部・入倉功一)