UFOプロデューサー矢追純一、保守的な人間に反論!「感じた事実をそのまま伝えたいだけ」
15日、日本橋のドワンゴ本社で開催されたニコニコ生放送「映画『ピラミッド 5000年の嘘』パネルディスカッション」実施前に、パネリストとして参加するUFOプロデューサーの矢追純一、ミステリーアイドルの桜田かをるが報道陣の取材に応じた。
本作は、エジプトの遺跡「ピラミッド」をあらゆる面から検証する歴史ドキュメンタリー。「ピラミッドとはクフ王の墓だ」という、これまで多くの人々が信じてきた常識が、もしすべてウソだったとしたら……、という主張を投げかける内容に、矢追は「すごく面白かったし、観る価値があると思う」と断言。
実際に本作を観た世界中の人たちの間からは、「もしかしてピラミッドは、人間ではない、別の存在が作ったのではないか」という声が沸き起こったのだとか。その一方で、本作のメガホンを取ったパトリス・プーヤール監督は、「エジプトの考古学者などは、そういった意見を『バカバカしい』として耳を貸そうともしなかった」ともコメント。本作が提唱する説は賛否両論を呼び起こしたという。
そんな騒動に関して矢追は、「アカデミズムに限らず、人間とは元来、保守的なもの。ほとんど9割の人間がそうです。ドンキホーテみたいに蛮勇をふるって主張する人がいないと人類の進歩はありません」と語り、「バカバカしい」とする意見に反論。ドンキホーテという意味では矢追も負けていないのでは、という意見には、「確かに人からはいろいろ言われますが、実際に観て、感じた事実をそのまま伝えたいだけ」と「ドンキホーテ」続行宣言。
その意見を聞いた桜田が「わたしも周りの人から意見を聞いてもらえないことが多いんですが、本当に興味を持ってくれる方は人間的にも優しい方が多い。ロマンを求め、謎を探求していくと人間的にも成長できると思って(頑張り)ます」とディスカッションへの意気込みを語ると、矢追も「そうだと思いますよ」とその意見に同調していた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ピラミッド 5000年の嘘』は2月18日より新宿バルト9ほかにて公開