ピクサー新作『メリダとおそろしの森』新ビジュアルが公開!赤毛の王女はこれまでとはちょっと違う主人公!
ディズニー/ピクサーの映画『メリダとおそろしの森』の新ビジュアルが公開され、同社史上初の女性主人公・メリダの設定、そしてストーリーの一部が明らかになった。本作は、自由を愛するあまり王国での使命を放棄してしまう王女の冒険を通して、運命や夢、そして勇気を描いた作品だ。
ディズニー/ピクサーといえば、『トイ・ストーリー』シリーズの「おしゃべりするおもちゃたち」などの独創的な設定を存分に生かしたストーリーで世界中の観客をとりこにしてきた。だが一転、本作で描かれるのは、王女としての責任から解放され、自由に生きることを望む主人公・メリダが少女から女性へと成長していく姿という、王道中の王道を行くストーリーだ。
それは裏を返せば、それでも観客を満足させることができるという自信の表れ。初の女性主人公であることはもちろん、絵のタッチや世界観もこれまでとはまったく異なるなど、新境地に挑んでいることが今回のビジュアルからはうかがえる。また、メリダの心を映しているかのように暗うつな森の描写や、青い炎でできた“鬼火”など、舞台となっているスコットランドの風土を生かした設定にも注目したい。
王家に生まれた運命をいとうメリダは王女であるが故に、誰しもが共感できるキャラクターではないかもしれない。だが、母親をはじめとする周囲の人々としばしば対立し、結果「自分の運命を変えてほしい」とまで願ってしまう心の揺らぎに無縁だという人はそう多くないはず。
そうした現実と地続きのエピソードの一方で、森の奥にひっそりとたたずむ魔女の家、太古より人間が使うことを禁じられている森の魔法といったマジカルな要素が盛り込まれた本作は、子どもから大人まで楽しめる作品に。見どころたっぷりのファンタジー・アドベンチャーとなっている。(編集部・福田麗)
映画『メリダとおそろしの森』は7月に全国公開