メリル・ストリープ、29年ぶり主演女優賞獲得!最多17回ノミネートの実力見せる!
第84回アカデミー賞
26日(現地時間)、第84回アカデミー賞授賞式が、ロサンゼルスのコダック・シアターにて開催され、最多17回ノミネートを誇るメリル・ストリープが、1982年に公開された映画『ソフィーの選択』以来、2度目の主演女優賞を、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で受賞した。
1979年に映画『クレイマー、クレイマー』で助演女優賞、1982年に映画『ソフィーの選択』で主演女優賞を受賞し、アカデミー賞で俳優として最多となる17回ノミネートを果たしているメリル。今回、主演女優賞には、メリルのほかに、グレン・クローズ、ヴィオラ・デイヴィス、ルーニー・マーラ、ミシェル・ウィリアムズの名前が上がっていたが、メリルが大本命と言われていた。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は、1979年から1990年までイギリス史上初の女性首相として活躍したサッチャーの現在の姿にスポットを当てた作品。認知症のサッチャーが、過去を振り返る形で展開する本作で、メリルは、首相になる前の初々しい姿から首相として威厳をもって働く姿、そして首相として活躍していた姿からは想像もできない“現在”の姿まで、大きく変化を遂げていくサッチャーという人物を、見事に演じ切っていた。
なお、アカデミー賞で主演女優賞を最多受賞しているのは、4回受賞しているキャサリン・ヘプバーン。次いでメリルと同じ2度の受賞者が、ルイーゼ・ライナー、ベティ・デイヴィス、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ヴィヴィアン・リー、イングリッド・バーグマン、エリザベス・テイラー、グレンダ・ジャクソン、ジェーン・フォンダ、サリー・フィールド、ジョディ・フォスター、ヒラリー・スワンクと名を連ねる。その中でメリルと同じく助演女優賞を受賞しているのは、イングリッドのみ。(編集部・島村幸恵)
第84回アカデミー賞授賞式は2月27日午前9:00よりWOWOWにて生放送
夜9:00よりリピート放送