ファンタジー&ホラー映画のアカデミー賞!『ハリポタ』『ヒューゴ』が最多10ノミネート!
SF・ファンタジー・ホラー系映画のアカデミー賞ともいわれる第38回サターン賞のノミネーションが現地時間29日に発表され、アカデミー賞で最多となる5部門で受賞した『ヒューゴの不思議な発明』と、同賞で無冠に終わった『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』がそれぞれ最多となる10ノミネーションを記録した。授賞式は6月20日に行われる。
最優秀ファンタジー映画賞にノミネートされた『ヒューゴの不思議な発明』は、ほかにベン・キングズレーの主演男優賞、クロエ・グレース・モレッツの若手俳優賞をはじめ、監督賞・脚本賞などにノミネート。クロエは『モールス』で昨年の同賞を見事受賞しており、2年連続受賞も狙えそうだ。
一方、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は最優秀ファンタジー映画賞ほか、エマ・ワトソンが助演女優賞に、アラン・リックマンとレイフ・ファインズが助演男優賞にノミネート。監督賞なども含め、『ヒューゴの不思議な発明』と並ぶ10ノミネートとなっている。
アカデミー賞での明暗がはっきり分かれた両作がノミネート数で並ぶのは意外だが、そういったところがサターン賞の面白さ。本家アカデミー賞ではスルーされがちなジャンル映画にスポットを当てており、『SUPER 8/スーパーエイト』が8ノミネーション、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』が7ノミネーションで続く。
日本でも大ヒットした『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は最優秀アクション・アドベンチャー映画賞ほか、トム・クルーズが主演男優賞にノミネートされており、計6ノミネーションを記録。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』も同6ノミネーションであり、アニメーション作品では最多となっている。(編集部・福田麗)