ジェームズ・キャメロン監督が、マリアナ海溝の最深淵で3D撮影をすることに!
映画『タイタニック』や『アバター』などで映画界に常に刺激を与えてきたジェームズ・キャメロン監督が、マリアナ海溝の最深淵で3D撮影することがComingsoon.netにより明らかになった。
ジェームズ・キャメロン監督最新作 映画『タイタニック 3D』場面写真
まず、3月6日(火)にパプア・ニューギニア島の近くにある太平洋沖で、キャメロン監督は潜水艇「ディープシー・チャレンジャー」で単独潜航し、海洋の最深部である5.1マイル(8.2km)に到達したようだ。
さらにキャメロン監督はこれだけではなく、これからグアム島から南西200マイル離れたマリアナ海溝の最深淵6.8マイル(11km)で、LED照明と3D高解像度カメラで撮影することを発表している。
キャメロン監督は、最初に単独潜航したときは3時間半潜水していたそうだが、「潜航していたときは、ナーバスではなかったうえに、恐怖も感じなかった。潜航する前には、何か問題点はないか気を使うが、実際に潜水している間は、技術者による準備作業がうまく行われたことを信じているんだ」とコメントしている。
ちなみに今度のマリアナ海溝の潜航では、様々な標本を採集することになっている。これまでキャメロン監督は、『タイタニック』の撮影の際も含め、全部で72回も潜航しているそうだ。命がけのジェームズ・キャメロンの探究心には感心させられる。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)