森山未來、前田敦子を舌でぺろり!芥川賞受賞作の映画化『苦役列車』特報映像が公開!
芥川賞を受賞した西村賢太の同名小説を映画化した『苦役列車』の特報映像が公開され、主演の森山未來が見事なダメ男っぷりを披露しているほか、ヒロイン役の前田敦子をぺろりとなめるシーンがあることが明らかになった。
本作で森山が演じるのは、「友ナシ、金ナシ、女ナシ」の三拍子がそろった日雇い労働者・貫多。「絶対に友達にはなりたくないタイプ」と評した森山は、そんなダメ男を熱演。共演の高良健吾との対比で、キャラクターの持つおかしみ、そして悲しみがくっきり浮かんでくるあたりは見事の一言だ。
また、今回の特報映像で最も衝撃的なのが、前田敦子演じる古本屋店員・桜井康子の手を貫多がなめるシーン。たとえそれが愛情表現だとしても思わずドン引きしてしまう行為ではあるが、そうした、これまでのイメージにとらわれない役者陣の演技は新境地をひらくものばかり。わずか30秒足らずの映像ではあるものの、これをきっかけに本編が観たくなる人も多いに違いない。
メガホンを取るのは、『リンダ リンダ リンダ』『マイ・バック・ページ』の山下敦弘。青春時代のみずみずしさと気恥ずかしさを絶妙のバランスで作品として成立させる手腕には定評がある監督であり、森山、高良、前田といった若手俳優陣とのタッグは発表当初から話題を呼んでいた。(編集部・福田麗)
映画『苦役列車』は7月14日より全国公開