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ハリウッドのシリーズ化は花盛り!そのメリットと魅力とは?

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昨年公開され、進化した映像技術も話題となった『トロン:レガシー』
昨年公開され、進化した映像技術も話題となった『トロン:レガシー』 - (c)Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 続編やシリーズ化作品の公開が続々と控えるハリウッド映画界の今と、その魅力やメリットに迫った。

 ハリウッドのみならず、ヒットした作品のシリーズ化は今に始まったことではないが、娯楽大作はもちろんのこと、『ベスト・キッド』のような懐かしの作品や『ハングオーバー!』シリーズのような新作コメディーまで、続編やシリーズ化の傾向は最近つとに目立っている。知名度のおかげで集客が見込めるから製作も決定しやすい、というのは誰もが想像のつくところ。ヒットが約束されていれば製作費を惜しげもなく投入でき、その結果としてCGやVFXがふんだんに使われ、作品はよりド派手になっていく。観客にとっても、大作シリーズの公開はいわば一大イベントとして楽しむことができるのは魅力だ。

 お祭り気分というだけではなく、ハリウッドでシリーズ化されるだけあり、やはり面白さだって並みではない。期待以上のものを見せてくれる作品がめじろ押しだ。昨年は『ハリー・ポッター』シリーズが終焉(しゅうえん)を迎えたが、10年ぶりのシリーズ新作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』やトム・クルーズがスターっぷりを発揮した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』といった作品が大ヒット。評価もすこぶる高かった。

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 シリーズ化作品の魅力はいくつか挙げられるが、ひとつは愛着のあるキャラクターが登場することだろう。前述の『ハリー・ポッター』シリーズもそうだが、キャラクターに感情移入しやすいといえそうだ。また、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』や『トロン:レガシー』は何年ものブランクがあったが、当時一世を風びした作品だけあって、年代が高めの人にも知名度は抜群。さらに進化した映像技術も話題となり、見どころとなった。また、ヒーローものならば善と悪の判別がつきやすかったり、アクションや敵役がよりパワーアップしていたりと、シリーズを重ねるほど楽しめるように作られていることもポイントだろう。

 2011年にも増して、期待できる大作シリーズが公開される2012年。シリーズ完結となる『ダークナイト ライジング』と、新シリーズがスタートする『アメイジング・スパイダーマン』が今夏最大の話題作として控え、リドリー・スコット自ら手掛ける『エイリアン』シリーズの新作『プロメテウス』や、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前章譚(たん)『ホビット 思いがけない冒険』など、楽しみなシリーズ作が多すぎてここに列挙できないほど。これからしばらくは、シリーズ化作品の話題で盛り上がりそうだ。(岩永めぐみ)

映画『トロン:レガシー』は3月16日(金)午後2:55よりWOWOWにて放送

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