『バトル・ロワイアル』がフィリピンで舞台化!血しぶきが観客に降り注ぐ!
映画作品も大ヒットを記録した高見広春の小説「バトル・ロワイアル」を原作にした舞台作品がフィリピン・マニラで上演された。原作に忠実な舞台化ではなく、廃校が会場となっていることを生かした観客参加型の作品となっている。
「バトル・ロワイアル」は、中学生が殺し合うという衝撃的な内容が話題になった高見広春のベストセラー小説。2000年に深作欣二監督により映画化された際は藤原竜也、栗山千明、柴咲コウ、安藤政信、山本太郎など現在に至るまで活躍を続ける俳優陣が出演し、大ヒットを記録。その後『バトル・ロワイアル 特別篇』『バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~』が公開され、2010年には3D版も制作された。
フィリピン・マニラでの舞台化は、現地の劇団Sipat Lawin Ensembleが試みたもので、3月9日~11日に上演。原作では無人島だった舞台設定を廃校に変更し、上演も廃校で行われるといった趣向が凝らされているほか、登場人物が殺される際の血しぶきが観客にかかるといった演出もあったという。
映画化・マンガ化などのメディアミックスが積極的に行われている「バトル・ロワイアル」だが、これまで演劇作品として上演されたという話は聞かない。海外に先を越されはしたものの、日本でもいつか舞台化される日が来るかもしれない。(編集部・福田麗)