竹中直人と『ヘルタースケルター』の蜷川実花がフランス観光親善大使に就任! 竹中「照れくさい」
21日、都内で「フランス観光親善大使任命式」が行われ、俳優で映画監督としても活躍する竹中直人と写真家で映画監督も務める蜷川実花が2012年度の親善大使に任命された。竹中は任命状を受け取ると「まさか自分が任命されるとは思っていなかったのでびっくり」と恐縮した。
昨年放送されたドラマテレビ「おまえなしでは生きていけない~猫を愛した芸術家の物語~『第1回 藤田嗣治』」でフランス国籍を取得した日本人画家レオナール・フジタを演じた竹中は、「僕の大好きなレオス・カラックス監督やロマン・ポランスキー監督、レオナール・フジタが愛した国です。初監督作品の『無能の人』がナント三大陸映画祭で賞をいただいた縁もあり、良ったと胸が晴れる気持ちもありながら照れくさいです」と晴れやかな笑顔。
竹中はパリコレで女優の成海璃子と俳優の沢村一樹と共にファッションショーデビューしたこともあるといい、「周りがイケメンで背の高いスタイルのいい方ばかりで、コンプレックスの塊になっちゃった」とぶっちゃけエピソードも告白。一方、フランスのファッションブランドとのコラボレーションも多く手がけ、沢尻エリカ主演の映画『ヘルタースケルター』の公開が控える蜷川も「20回くらいプライベートで行っていると思います。フランスは大好きなので、写真などを通じて良さを伝えられたらいいな」と喜びを語った。
また、映画監督の顔も持つ二人だけにフランスの美しい街並みはやはり艶っぽく感じるそうで、蜷川が「画(え)になる色っぽい街なので、熱いラブストーリーを撮りたい」と語ると、監督最新作『R-18文学賞~vol.1 自縄自縛の私~』が控える竹中も負けじと「僕も屈折したたラブストーリーを撮りたい」と願望を語った。
同国親善大使はフランス政府の観光担当機関・フランス観光開発機構により、各界で活躍する著名人の中からフランスに公私を問わず縁のある人物が選出される。同国親善大使の任期は1年で、日本におけるフランス観光PR活動を務める。(取材・文:中村好伸)