北米で『バトル・ロワイアル』DVDが売れ行き好調!『ハンガー・ゲーム』効果か
今月20 日より北米で発売されているDVD&ブルーレイ『バトル・ロワイアル』の売れ行きが好調なようだとロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。同紙の取材に応えた北米版発売元のAnchor Bayは具体的な販売数こそ明かさなかったものの、Amazon.comのランキングでは最高38位にまで上昇し、27日現在、外国映画部門では1位をキープしている。
中学生同士が殺し合うという衝撃的な設定が日本でも物議を醸した『バトル・ロワイアル』は、北米ではさまざまな問題があり、発表から10年以上が経過した2012年3月20日にようやく初のDVD&ブルーレイが発売となった。
現在、北米では12歳から18歳の男女が森の中で殺し合うという、北米版『バトロワ』ともいえる映画『ハンガー・ゲーム』が記録的大ヒット中。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、発売元のAnchor Bayの担当者はあえて設定が似ている『ハンガー・ゲーム』の公開日近くに発売日を合わせたということで、「これまで作品を知らなかった人にも知ってもらう機会ができた」とその意図を説明している。
具体的な数字こそ明かさなかったものの、DVD&ブルーレイの売れ行きは好調とのこと。こういった評判を踏まえ、Anchor Bayの担当者はより大規模なプロモーションを行うこと、そしてすでに19館で行なっていた本作の深夜上映を今後も拡大して継続していくことを明かしている。
上映機会が限られていることもあり、これまで北米では取り上げられることのなかった『バトル・ロワイアル』。今回のDVD&ブルーレイ発売を機に、大きく注目されることは必至だ。本作には藤原竜也ほか、今もなお活躍する俳優陣が多数出演しているため、これを機に日本人俳優の海外進出が進むことも十分に考えられる。(編集部・福田麗)