ジェシカ・ラング、エミール・ゾラ原作の「テレーズ・ラカン」現代版に出演決定
1982年の映画『トッツィー』で助演女優賞、1994年の映画『ブルースカイ』で主演女優賞と、二度のオスカーを受賞しているジェシカ・ラングが、フランスの作家エミール・ゾラ原作の「テレーズ・ラカン」の現代版に出演することになったと報じられた。
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19世紀のパリを舞台に、病弱な夫と息子を溺愛する母親とともに、息の詰まるような生活を送るテレーズが、ある日夫の友人と出会い激しい恋に落ちていく様を描いた原作は、これまで何度も映画化やテレビ映画、テレビミニシリーズとして製作されてきた。最も有名なのは、1953年のマルセル・カルネ監督、シモーヌ・シニョレ主演の映画『嘆きのテレーズ』だろう。
その再三の映像化作品でテレーズを演じるのは、オルセン姉妹の妹エリザベス・オルセンで、ラングの役はテレーズの義母、ラカン夫人だ。ウェブサイトEW.comによれば、当初この役には、グレン・クローズが決まっていたが、降りることになったらしい。
その他、夫役に映画『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役、トム・フェルトンが決まっている。監督は、映画『まんちぃず』などの俳優で、テレビドラマ「エバーウッド 遥かなるコロラド」のエピソードの一つを手がけたチャーリー・ストラットン。撮影・公開の時期は明らかにされていない。(鯨岡孝子)