元気印の川島海荷が、がんと戦う少女役に!「主人公・あっこちゃんの一生懸命生きた姿に希望を感じてほしい」
4日、女優の川島海荷が主演を務めるNHK土曜ドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」の取材会がNHK放送センターで行われ、いつも元気いっぱいのイメージの川島が、闘病生活を送りながらもひたむきに生きようとする野球部のマネージャーをまっすぐに演じた本作を「仲間とのきずなを感じて欲しい」とアピールした。
NHK土曜ドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」取材会写真ギャラリー
実話を基にした本作は、がんと戦いながらも野球部員を支え、甲子園へと導いた女子マネージャー“あっこ”と野球部員とのきずなを描く感動作。主人公のモデルで2008年にがんのため17歳で亡くなった「あっこ」こと大崎耀子(あきこ)さんを演じた川島は、「実在する女の子の役で、最初はプレッシャーや不安もありました。でもこの作品は悲しいだけのお話ではなく、あっこちゃんの一生懸命生きた姿に希望を感じていただける作品になっているんじゃないかと思います」と作品の見所をアピール。
役づくりのために大崎さんが闘病中の思いをつづった日記も読み、「あっちゃんの心のままが書かれていて、ドキドキして読ませていただきました。(日記に書かれている)『60人の戦士(野球部員)が背中についているんだ』という自分を励ましている言葉がわたしは好きです。野球部のみんながついているのでそれを信じてがんばろうという素直な気持ちが現れた一言だなと思いました」と振り返った。
そんな“あっこ”ちゃんに自分を重ね合わせながら演技ができたという川島は、「(病気で)辛くても周りに弱音をはかないしっかりとしたところや、野球部員を励ましたり支えていくところには感動し、共感しました」としみじみ。自身も負けず嫌いなところが重なり、「(冬の)寒い撮影だったけど、『大丈夫です』と言いながら気合でやった部分がありました」と高校生活最後を飾る本作に胸を張っていた。(取材・文:中村好伸)
NHK土曜ドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」は4月14日と21日、2週連続で21時より放送