ケイト・ウィンスレットの新作映画、撮影が2013年の春へ延期に
ケイト・ウィンスレットが主演する予定の、小説「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」の映画化企画で、今年中に予定されていた撮影が2013年の春へ延期となったと英BBCが報じている。
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小説「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」は2008年に出版された作品で、第二次世界大戦直後の1946年、戦時中にドイツ軍に占領されていたイギリスのガーンジー島を舞台にした物語。ケイトが演じる予定の主人公、ジュリエット・アシュトンと、外出禁止令を破るための口実として作られた書籍クラブの会員だった島民との手紙のやりとりをまとめたもの。監督は、ケイトと1996年の映画『ハムレット』で組んだケネス・ブラナー監督が担う。
本作は当初、今年3月から撮影が開始される予定で、ブラナー監督は1月にガーンジー島を訪れてロケハンを行っていたというが、ガーンジー島の商業雇用局は、延期の理由について製作スタジオのフォックスによるキャスティングが続いていることやタイミングのずれなどをあげている。また同局は、プロデューサーのポーラ・マズール氏の言葉を引用し、しっかりしたキャスティングをすることが重要であること、また撮影の延期によって、野生の花々や緑が最も美しい時期に撮影できることは映画にとって重要でもあると語っている。(竹内エミコ)