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北野武、日本初の個展開催!パリで開催の展覧会が日本凱旋!数々の肩書きに「誇れるものはない」

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BEAT TAKESHI KITANO(北野武)と脳を取り出す北野!?
BEAT TAKESHI KITANO(北野武)と脳を取り出す北野!?

 映画監督・北野武の日本初となる個展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l’art contemporain」の内覧会が11日に東京オペラシティアートギャラリーで行われ、出席したBEAT TAKESHI KITANOこと北野が「願いは楽しんでもらうこと。それだけ」とアートの楽しさを強調した。

 本展覧会は、昨年3月から9月までフランス・パリのカルティエ現代美術財団にて開催された「Beat Takeshi Kitano, Gosse de peintre」の日本凱旋版。1994年のバイク事故後、リハビリを兼ねて絵を描き始めたという北野の作品は、監督作品『HANA-BI』『菊次郎の夏』『アキレスと亀』などで発表され、遊び心あふれる不思議な世界観で多くのファンを魅了してきた。

 会見に出席した北野は、「褒められて困っている。6、7歳の子どもが描いた絵だと思ってほしい」と謙遜(けんそん)。所属事務所の森昌行社長によると、絵画を販売したことはないそうだが、「売れねえかな、と腹の底から思っている」とコメントし、さらに今回初挑戦したという版画について、「(版画を)開けるときのドキドキは、お姉ちゃんのパンツを下ろすときと同じ」と北野らしいジョークを飛ばす一幕もあった。

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 またこの日、北野は、現代アーティストとしての表情も見せ、「シンプルでちょこちょこと楽しめて、奥深い作品もあると思う」と展覧会の見どころをアピール。気に入っている作品については「(自分は)いろいろな肩書きを持っているけど、誇れるものはない。それでも、全部まとめると少しは価値がある。展覧会でも、全体を見て感覚的に遊んでもらいたい」と語り、来場を呼び掛けた。

 本展覧会は、絵画だけにとどまらず、インスタレーション、映像、版画、観客参加型のワークショップなど、幅広い表現手法で北野の感性を楽しめるようになっている。映画でもお馴染みのアート作品のほかに、北野らしいユーモアや毒の効いた社会風刺も数々の作品から垣間見ることができる。(肥沼和之)

展覧会「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l’art contemporain」は年4月13日から9月2日まで東京オペラシティアートギャラリーにて開催

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