前川清＆酒井和歌子＆山田優、福井県発『旅の贈りもの～明日へ～』でトリプル主演！

　福井県の市や企業が出資して製作される映画『旅の贈りもの～明日へ～』の公開が決定し、前川清、酒井和歌子、山田優の3人が主演を務めることが明らかになった。

　『旅の贈りもの～明日へ～』は、福井県を舞台にしたヒューマンドラマで、人生に悩む男女3人が、それぞれ東京・名古屋・大阪から列車で福井を訪れ、旅する中で成長する姿を描く。メガホンを取る『ブタがいた教室』などの前田哲監督は、「『大人のファンタジー』として作っていきたい」と構想を明かす。また、「人を想う気持ちが尊いことであるということを今回の映画で描いていきたい」と作品に込めるメッセージを熱っぽく語った。

　一方、元建設会社設計部次長という役どころの前川は、43年間という長きに渡る自身の芸能生活を振り返りながら「わたしも63歳になります。自分なりの人生を出せたらいい。自分の気持ちの集大成」と本作へ意気込む様子を見せた。また、同じくベテランの酒井も「台本を読ませていただいて、自分が17歳のころのことを思い出したり。ファンタジーではありますけれども、ちょっと切なくて」と懐かしむように作品の見どころをアピール。本作では出張美容師役にふんしている。

　そして先日、俳優・小栗旬と結婚したばかりの山田は、結婚を控えた女性というキャラクターを熱演。「この映画が皆さんに愛される映画になるように精いっぱい頑張りたい」「全国に誇れる福井の映画を皆さんで力を合わせて作り上げていきましょう！」と気合十分だ。

　本作は、福井県福井市をはじめ、あわら市、坂井市、福井放送などが出資し、地元の力が結集して製作されるご当地ムービー。福井県で10月に先行公開後、全国での順次公開を予定している。（編集部・小松芙未）

映画『旅の贈りもの～明日へ～』は10月に福井県で先行公開、順次全国公開予定