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サシャ・バロン・コーエンの「独裁者」映画、話題作とのバッティングを避けて公開日を変更

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撮影現場でキャッチされたサシャ・バロン・コーエン
撮影現場でキャッチされたサシャ・バロン・コーエン - 写真:Target Press/アフロ

 サシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の全米公開日が、当初予定していた5月11日から5日遅らせた5月16日に変更となった。

サシャ・バロン・コーエン主演映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』写真ギャラリー

 5月はアメリカでは戦没者追悼のメモリアル・デーの祝日があり、映画業界でも多くの観客を見込んでいる大事な時期。それだけに、話題の映画が公開されることも多く、サシャの新作が当初予定していた11日には、ジョニー・デップティム・バートン監督が再タッグを組んだ注目作『ダーク・シャドウ』が公開されるほか、その翌週の18日にはアクション大作『バトルシップ』が公開される予定だ。

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 ハリウッド・リポーター紙によると、映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の製作を担ったパラマウントは、『ダーク・シャドウ』と同じ日に公開することは観客の入りに影響が出る可能性があると考え、公開日を遅らせる決断をしたという。

 映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は、架空の中東の国を舞台に独裁体制を敷くリーダーを英雄的存在として描く、サシャならではの風刺のきいたコメディー。これまで映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』や『ブルーノ』などで我が道を行く破天荒ぶりを発揮してきたサシャだけに、今回の映画も期待されているものの、さすがに数々の大ヒットを生み出してきたジョニーとバートン監督のコンビ最新作の前には、独裁者も一歩譲るほかはなかったようだ。(竹内エミコ)

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