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新藤兼人監督の記念事業のためベニチオ・デル・トロ広島へ 広島平和記念公園で慰霊碑献花など

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昨年対談した新藤兼人監督とベニチオ・デル・トロ
昨年対談した新藤兼人監督とベニチオ・デル・トロ - (C)近代映画協会

 今月で100歳になる映画監督・新藤兼人の軌跡を追う記念事業として開催中の「新藤兼人 百年の軌跡」に、以前より新藤監督への心からの尊敬を表明していたハリウッド俳優ベニチオ・デル・トロのイベント来広が決定した。

 ベニチオは、新藤監督の作品に強い感銘を受け、昨年ニューヨークで開催された監督の回顧展では、自らディレクターとして作品を選出するほどのファン。監督99歳の誕生日には、日本語を交えた直筆のお祝いメッセージを贈り、対談も実現させている。

 同記念事業は、1912年に広島で生まれ、日本国内現役最高齢の映画監督である新藤監督の映画人生の軌跡を追うもの。旧日本銀行広島支店では、監督が生まれた旧石内村(現在の広島市佐伯区)の住まいや通っていた尋常高等小学校を再現した映画セットやジオラマの展示、また、広島市映像文化ライブラリーほかで監督作品の上映などを行う。7日のオープン以来、記念展示には一日200人~300人が来場、文化ライブラリーの上映も連日ほぼ満席となる盛況ぶりだという。

 ベニチオは5月9日から12日にかけて広島に滞在。最も感銘を受けた新藤作品だという、映画『裸の島』のロケ地三原市の宿祢島を訪問するほか、平和記念公園における慰霊碑献花、プレミアム上映会トークショーを行い、新藤作品に込められた原点に触れる予定。新藤監督作品に込められた、国境を越えて伝わるメッセージ性と魅力を改めて知る機会となりそうだ。(編集部・入倉功一)

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