ティム・ロス、今年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査委員長へ
5月に開催される映画の祭典、カンヌ国際映画祭で、今年の「ある視点」部門の審査委員長をティム・ロスが担うことが決まった。
「ある視点」部門は、本コンペティションとは別に審査される賞で、他とは違ったオリジナリティを持つ作品に贈られる。ティムは、1994年に本映画祭の最高賞パルムドールを獲得したクエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』に出演したほか、ティム・バートン監督の映画『PLANET OF THE APES 猿の惑星』などのメジャー作品から、ヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカ,家族のいる風景』など作家性の強い作品にも出演し、マルチな才能を発揮している。
昨年の「ある視点」部門では、韓国のキム・ギドク監督作『アリラン』と、ドイツのアンドレアス・ドレッセン監督作『Halt auf Freier Strecke(英題:Stopped on the Tracks)』が最優秀作品賞に選ばれている。
今年のカンヌ国際映画祭は5月16日から27日まで開催される。(竹内エミコ)