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『アバター』以来の4週連続トップ!『ハンガー・ゲーム』が全米映画興行を爆走中! -4月16日版

全米ボックスオフィス考

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こちらは、映画『ハンガー・ゲーム』のキャスト陣が登壇したパリのプレミア風景。
こちらは、映画『ハンガー・ゲーム』のキャスト陣が登壇したパリのプレミア風景。 - Julien Hekimian / Getty Images

 上映館が221館減り、デビューから4週も経過したにもかかわらず、今週デビューした新作2本を軽く追い抜く興収2,110万ドル(約16億8,800万円)という好成績で映画『ハンガー・ゲーム』が全米映画のトップに輝いた。週末時点での総合収益3億3,670万ドル(約269億3,600万円)。4週連続全米ナンバーワンに輝いた作品は、全世界で大ヒットした映画『アバター』以来。アメリカで最もヒットした映画のランキングにおいても、第22位と順位をどんどん上げている。(1ドル80円計算)

どこまで記録を伸ばすか? 映画『ハンガー・ゲーム』場面写真

 第2位は、全米3,477館で封切られた新作コメディー映画『ザ・スリー・ストゥージズ(原題) / The Three Stooges』で1,701万ドル(約13億6,080万円)。その昔テレビシリーズで大人気となったアメリカ版ドリフともいえる国民的人気コメディアン3人組の現代版映画化作品。テレビ番組の映画化作品で、アン・ハサウェイスティーヴ・カレル共演の映画『ゲット スマート』や、映画『奥さまは魔女』などと比べると成績不振であったものの、ピーター、ボビー・ファレリー兄弟作品のデビュー週末興収歴では総合第3位につけている。

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 第3位は新作ホラー・コメディー映画『ザ・キャビン・イン・ザ・ウッズ(原題) / The Cabin in the Woods』で1,474万ドル(約11億7,920万円)の収益。映画『ソウ』シリーズや映画『ホステル』など恐怖映画がお得意のライオンズ・ゲートの作品で、恐怖映画カテゴリーから見ると『ソウ』などには全然かなわないものの、ホラー・コメディー系とされる映画『最終絶叫計画』『ゴーストバスターズ2』『ゾンビランド』などのトップ作品と比べると、歴代デビュー週末記録で第7位と悪い成績ではない。

 ワンランクダウンで今週第4位は、映画『タイタニック 3D』で1,193万ドル(約9億5,440万円)。デビューから12日で4,472万ドル(約35億7,760万円)の総合興収となっている。第5位は、先週から2ランクダウンした映画『アメリカン・リユニオン(原題) / American Reunion』で1,047万ドル(約8億3,760万円)。この調子で行くと興行終了までに、総合1億ドル(約80億円)の大台に乗るのは不可能であろうと推測されている。

 それでは次回のランキング予報。大型封切り予定作品が3本控えているが、快進撃を続けている『ハンガー・ゲーム』からトップの座を奪うことができるのかというと微妙なところである。あえていうならザック・エフロン主演の恋愛映画『一枚のめぐり逢い』が手ごわいライバルとなりうる可能性がある。この作品に足を運びそうな観客の性別・年齢層が、『ハンガー・ゲーム』とダブっている部分があるからだ。

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 1,800館で封切り予定の、黒人観客層をターゲットにしたコメディー映画『シンク・ライク・ア・マン(原題) / Think Like a Man』もトップ5登場はほぼ間違いなさそうな作品だ。どことなくタイラー・ペリー作品をほうふつさせ、同系列映画の過去パフォーマンスから見てもトップは無理として上位に食い込んでくる可能性は大きい。またディズニーネイチャーシリーズ最新作のドキュメンタリー映画『チンパンジー(原題) / Chimpanzee』もネイチャー映画ファンの話題を集めており、大人はもちろん親子連れで観られるとしてランキングの動向が注目されている。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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