クロエ・グレース・モレッツ版『キャリー』、ジュリアン・ムーアが母親役で交渉中
クロエ・グレース・モレッツの主演が決定した、名作ホラー『キャリー』リメイク版で、主人公キャリーの母親役としてジュリアン・ムーアが交渉の席についているとホラー映画専門サイトBloody Disgustingが報じた。
この役をめぐっては、メガホンを取る『ボーイズ・ドント・クライ』のキンバリー・ピアース監督の希望として、ジョディ・フォスターの名も挙がっていると報じられていた。しかし同サイトでは、関係者から、コロンビア・ピクチャーズがジュリアンとの交渉に入り話し合いが進んでいることを確認したという。
『キャリー』は、1976年公開された、ホラー小説家スティーヴン・キングの長編処女作の映画化作品。隠された超能力を持つ内気で気弱な少女・キャリーを主人公に、学校でいじめられ、家でも疎外される彼女が、ついに怒りを爆発させて起こす惨劇を描く。
キャリーにふんしたシシー・スペイセクの演技は、現在も彼女に役のイメージがついて回るのもうなずけるほど印象的。一方、パイパー・ローリーが演じた、初潮を迎えた娘をののしる狂信的な母親像も劇中で重要な役割を果たし、当時二人そろってアカデミー賞ノミネートを果たしている。出演が決定した場合、若手演技派としてトップクラスの人気を誇るクロエと、名女優ジュリアンの共演実現ともなり、アカデミー賞を騒がせる存在として期待の作品となるかもしれない。(編集部・入倉功一)