『監督失格』が作品賞&ベストワンに!日本映画プロフェッショナル大賞発表!
17日、「第21回日本映画プロフェッショナル大賞」が 発表され、故・林由美香さんを追ったドキュメンタリー映画『監督失格』が作品賞と審査員たちの選出するベストテン1位に選ばれた。
本賞は、映画ジャーナリストの大高宏雄氏が主宰する映画賞。健闘しながらも、さまざまな理由によって過小評価されてしまった作品にスポットを当てるという意図に基づき、プロデューサー、脚本家、評論家、さらに配給・宣伝・興行関係者ら審査員によってベスト10が選出される。
そんな同賞の作品賞に選ばれた『監督失格』は、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督が実写映画初プロデュースを手掛けた作品。2005年に急逝した女優、林由美香さんの日常を、元恋人でもある平野勝之監督がつむぎ出し、大切な人との出会いと別れ、それに向き合う人々の再生のドラマを描くドキュメンタリーとなっている。
そのほか同賞では、映画『CUT』で西島秀俊が主演男優賞、アミール・ナデリ監督が監督賞をダブル受賞。また主演女優賞を『アントキノイノチ』の榮倉奈々が獲得したほか、緑魔子が功労賞に輝くなど、新旧混じった、まさに日プロ大賞らしい顔ぶれがそろった。授賞式イベントは5月下旬~6月上旬にテアトル新宿で開催予定となっている。(編集部・入倉功一)
第21回 日本映画プロフェッショナル大賞は以下の通り
個人賞
作品賞 『監督失格』(平野勝之監督)
監督賞 アミール・ナデリ監督(『CUT』)
主演女優賞 榮倉奈々(『東京公園』『アントキノイノチ』)
主演男優賞 西島秀俊(『CUT』)
新人監督賞 大根仁(『モテキ』)
新人監督賞 前田弘二(『婚前特急』)
特別賞 千葉善紀(『恋の罪』の製作に対して)
功労賞 緑魔子(『軽蔑』の演技と長年の功績に対して)
ベストテン
1『監督失格』(平野勝之監督)
2『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)
3『東京公園』(青山真治監督)
4『恋の罪』(園子温監督)
5『まほろ駅前多田便利軒』(大森立嗣監督)
6『奇跡』(是枝裕和監督)
7『歓待』(深田晃司監督)
8『軽蔑』(廣木隆一監督)
9『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠監督)
9『婚前特急』(前田弘二監督)
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映画『由美香』は由美香さん誕生日の6月27日に再発売予定