金髪リーゼントの徳井義実、肉体改造し本格的バイオレンスに挑戦!元バリバリヤンキーのきずな描く『莫逆家族』
俳優活動も活発な芸人・徳井義実(チュートリアル)が初単独主演を飾った映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』の予告編が公開され、髪を金色に染め上げ役づくりを行った徳井入魂の演技の一端が明らかになった。同時に、ロックバンド「10-FEET」が映画を観て書き下ろした「コハクノソラ」が主題歌に決定したことも発表された。
田中宏の人気漫画「莫逆家族」を原作に、元バリバリのヤンキーでそれぞれ家族を持つ大人に成長した仲間たちのきずなを描く本作。林遣都をはじめ、阿部サダヲ、玉山鉄二、中村達也、新井浩文、井浦新、大森南朋、北村一輝、村上淳、倍賞美津子ら豪華キャストが集結し、主演の徳井は17歳で関東一の暴走族「神叉」のトップに立った経験を持つ主人公・火野鉄を演じている。
バイオレンス・シーンも多数登場する本作のために、肉体をビルドアップし撮影に臨んだ徳井。予告編では、不良時代の金髪リーゼント姿も垣間見ることができ、ある凄惨な事件をきっかけに、かつての仲間が再び力を合わせ、強いきずなで結ばれていくさまを体現する徳井の熱演ぶりが明らかに。男たちの迫力満点のドラマに目が離せないこと必至だ。
そんな本作の主題歌には、「シンプルでストレートで、解放感、祭り感もある」という理由から、作品イメージに合う10-FEETを抜てき。岡田真プロデューサーは、サビの「ああ間に合えば……」という部分を聞いて背筋がぞくっとしたといい、「私たちはこの映画で『間に合わなかった』男たちの物語を描いていたんだと再認識しました」と感無量な面持ちを見せた。
メガホンを取ったのは、映画『海炭市叙景』などで世界でも高評価を得ている熊切和嘉。人間の深層を浮かび上がらせる描写に定評があるだけに、リアリティーに満ちた切なくも熱いドラマが完成した。(編集部・小松芙未)
映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』は9月8日より全国公開