『となりのトトロ』『火垂るの墓』がブルーレイ化!劇場公開時と同じ2本立て!
スタジオジブリのアニメーション映画『となりのトトロ』と『火垂るの墓』のブルーレイが7月18日に発売されることが明らかになった。この2作は1988年の劇場公開当時、2本立てで上映。初回限定生産で、「2本立てブルーレイ特別セット」も同時発売される。
公開から四半世紀がたとうとする現在もファンを増やし続けている両作品。劇場公開時のキャッチコピー「忘れものを、届けにきました」が象徴するように、『火垂るの墓』は昭和20年の、『となりのトトロ』は昭和30年代初めの、それぞれ日本を舞台にしたハートウオーミングな作品だ。
映画『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』といったヒット作がある現在では考えられないことだが、1988年当時、アニメーション作品は海外を舞台にしたものが多かった。宮崎駿と高畑勲の両監督も、スタジオジブリ設立前の「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」しかり、設立後の『天空の城ラピュタ』しかり、手掛けるのは海外を舞台にした作品ばかりだった。
そんな中で、宮崎監督の「日本に借金がある。それを返したい」という言葉がきっかけとなって企画されたのが『となりのトトロ』『火垂るの墓』。そうした背景を踏まえると、2012年の今、両作が公開当時と同じ2本立てでブルーレイとしてリリースされることの意味は大きい。忘れものをしたことすら忘れてしまっている人々に、ぜひ手にとってほしい作品となっている。(編集部・福田麗)
ブルーレイ『となりのトトロ』『火垂るの墓』は7月18日発売 税込み価格:各7,140円 「2本立てブルーレイ特別セット」も同時発売 税込み価格:1万4,280円