ヘレナ・ボナム=カーター、友人である英キャメロン首相は「それほど保守的じゃない」
元イギリス首相を曽祖父に持つヘレナ・ボナム=カーターが、イギリスの現首相で保守党党首のデヴィッド・キャメロン首相について「それほど保守的ではない」とコメントし、すぐに、その発言が友人であるキャメロン首相に不利に働くかもしれない、と心配している。
ヘレナ・ボナム=カーター出演映画『ダーク・シャドウ』場面写真
保守党の党首として、2010年に13年ぶりに労働党から政権を奪還し、若きリーダーとして期待が高まったキャメロン首相。一方で、イギリスの財政赤字を解決するために大規模な歳出削減と増税政策を推し進め、保守党は金持ちのための政治をする、という批判も少なくない。トップに立つと自然と敵も多くなるものだが、ヘレナはそんなキャメロン首相と15年にわたる友人だという。
ヘレナは、夫ティム・バートン監督の映画『ダーク・シャドウ』のプロモーション中、英サンデー・タイムズ紙のインタビューに答え、話題はキャメロン首相に。自身はリベラルの左派としているヘレナだが、一般的に右派と言われる保守党の党首であるキャメロン首相について「彼は実際、そんなに保守ではないのよ」とコメント。「と、いうか、彼は右派の人間じゃない。もしもアメリカなら、(左派の)民主党員だと思うわ。あまり知られていないけど、彼はとても愉快でユーモアがあるのよ」と語った。
このあと、すぐにヘレナは自分が何気なく発した言葉について「彼は保守じゃない、と言った発言が友達であるデイヴ(キャメロン首相)に不利にぶつけられたりするかもしれない」と心配し始めたという。ヘレナとしては、キャメロン首相が見かけよりもフレンドリーだということを言いたかったようだが、特に政治の世界ではちょっとした一言が大きな波紋を呼ぶこともあるため、ヘレナの真意とは逆効果になる可能性も。どちらも複雑な政界と芸能界、安易に口は開けないようだ。(竹内エミコ)