トライベッカ映画祭でキューバ人俳優が行方不明…そのまま亡命か
現在アメリカ・ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭に出席するはずだったキューバ人俳優二人が失踪するという珍事が起きた。
姿を消したのは、キューバ映画『ウナ・ノッチェ(原題) / Una Noche』に主演したアナリン・デ・ラ・ルア・デ・ラ・トーレと、ハビエル・ヌネス・フロリアン。インターネット新聞ハフィントン・ポストによると、二人は現地時間20日の映画祭イベントに出席するため、共演者と共にキューバを出国。飛行機でマイアミに到着するやいなや、行方不明になった。事件性はなく、亡命を選んだ可能性が高いという。
これを受けて、二人と道中を共にしていた共演者、ならびに監督がコメントを発表。自身もアメリカを訪れるのは初めてだと明かしたルーシー・ムロイ監督は「本当に映画祭に来たいのだろうと思っていたのに」と失望を隠さなかった。
映画『ウナ・ノッチェ(原題)』はキューバを舞台に10代の少年少女がアメリカへ亡命を図ろうとする物語。それだけに、まるで作中の展開をなぞったかのような今回の事件に関係者は驚いている様子だ。(編集部・福田麗)