映画製作会社ライオンズゲート、『マルコヴィッチの穴』チャーリー・カウフマン脚本で新しいヤングアダルト小説の映画化を企画
映画製作会社ライオンズゲートが、映画『マルコヴィッチの穴』の脚本家チャーリー・カウフマン脚本でヤングアダルト小説シリーズ「カオス・ウォーキング(原題) / Chaos Walking」の映画化を企画しているとのニュースがdeadline.comで明らかになった。
チャーリー・カウフマン監督作品『脳内ニューヨーク』写真ギャラリー
このパトリック・ネス原作の「カオス・ウォーキング(原題) / Chaos Walking」は3部作で、第1部はガーディアン賞、2部はコスタ賞、3部はカーネギー賞といった権威ある児童文学賞を総なめにした作品とのこと。
舞台となるのは、地球とよく似た環境の架空の惑星で、23年前にそこに宇宙船で移住した人類だったが、やがて原住民との間に戦争が起こり、多くの命が失われてしまう。この戦争やテロリズム、虐殺が続く過酷な世界の中で、平和を求めて戦う少年トッドと少女のヴィオラが主人公だそうだ。
現在世界中で大ヒットしている映画『ハンガー・ゲーム』の製作会社ライオンズゲートだけに、さらなるヒットを狙って大物脚本家を起用するあたり、メジャー・スタジオも油断がならない時代になったのかもしれない。(後藤ゆかり)