7代目なっちゃん、初主演映画決定!大竹しのぶ、小林薫ら共演で“高校がない島”を舞台に家族の物語を描く!
25日、沖縄県那覇市にて、7代目「なっちゃん」として、サントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のCMに出演した三吉彩花の初主演映画『十五の春~旅立ちの唄~』の制作が発表された。「Seventeen」専属モデルとして活躍し、映画『告白』にも出演した三吉が、大竹しのぶ、小林薫らとの共演で、沖縄本島から東へ360キロ、高校がなく、高校に入学する子どもたちは全員、15歳で旅立たなければいけない絶海の孤島・南大東島が舞台の映画に主演する。
本作でメガホンを取るのは、井筒和幸監督の助監督を務め、2007年に映画『キトキト!』で監督デビューを飾った吉田康弘監督。自身で脚本も務める吉田監督は「子どもが進学することで、家族と離れ離れにならなければならないという現実があること、さらにその年頃の子どもたちが所属する民謡グループが存在することを知り、映画のストーリーにふさわしいのではないかとプロデューサーの皆さんと話し合いながら、映画化を進めていきました」とその企画の発端を明かす。
映画『告白』、テレビドラマ「高校生レストラン」などで女優としても活躍している三吉だが、本作では民謡グループのリーダーとして、島唄と三線にも挑戦。「島で生まれた仲里優奈として、しっかりと(島唄を)披露できるように頑張ります!」と意気込みを語っている。
母親役を務める大竹は「わたしも『キトキト!』という映画で監督とご一緒して、細かく熱心に演出してもらえたという記憶がありますので、三吉さんも監督の演出に一生懸命応えているのがいいなと思いますし、のびのびと演じてほしいと思います」とエールを送った。
『十五の春~旅立ちの唄~』は、高校進学を期に、南大東島を出る娘と母、島に残る父の家族の物語。すでに那覇市でクランクインを迎えており、約1か月、物語の舞台となる南大東島で撮影が行われる。吉田監督は「規模の大きな映画はいっぱいありますが、この映画は “強さ”では絶対に負けない、強い映画にしたいと思っています。ちょっと規模は小さいかもしれませんが(笑)」と意気込みを語っている。(編集部・島村幸恵)
映画『十五の春~旅立ちの唄~』は2013年春全国公開予定