注目のイケメン双子俳優に直撃!! 高木万平という一人の俳優としてプライドを持って仕事をしていきたい!
映画『桜蘭高校ホスト部』の高木兄弟で知られる高木万平が、『ベロニカは死ぬことにした』の堀江慶監督最新作『センチメンタルヤスコ』での撮影秘話や、将来の夢について語った。
芸能界へと活路を見いだしたという高木万平と心平の双子の兄弟。兄である万平は、その演技に懸ける情熱と、完ぺきを求めるという几帳面さにおいては弟をもしのぐ。今回キャバクラのボーイ役を演じるにあたり、初めてキャバクラという場所に足を踏み入れたはいいが、彼が食い入るように見つめていたのはキャバクラ嬢ではなく、男性のボーイたちの立ち居振る舞いだったとか。
スタッフや監督も同席する中、彼らに一番心掛けていることやシャンパンの上手な開け方などといろいろな質問を投げ掛けたということからも、彼のまじめさがうかがえる。イケメンにもかかわらず「ドレスアップした女性がすぐ隣に来ると緊張しますよね。初対面の人と何をしゃべればいいかわからなくて困っちゃって……」とはにかむ様子も初々しい。
これまで「桜蘭高校ホスト部」などのドラマなどの現場では、同世代が多かったこともあり、和気あいあいとやっている部分も多かったという。ところが今回の現場はもっと「大人の現場」という雰囲気で、実際こちらが本当の現場というものなんだと感じ、すごく刺激を受けたそうだ。「監督にも強く言うべきセリフを別に声を張り上げて言う必要はないとか、セリフをセリフと思わず、気持ちを大事にしてくれとアドバイスをもらった」と、俳優としてとても勉強になる現場だったと振り返る。
とにかくベテランの俳優たちの演技をしっかりと現場で目に焼き付けながら自分の中で消化し、いつの日か「高木万平を使いたい!」と指名されるような役者になるのが夢だと語る高木。この『センチメンタルヤスコ』への出演をきっかけに、今後も地に足の着いた俳優として、幅の広い演技ができる役者として、彼が大きく羽ばたく日も近いだろう。(取材・文:平野敦子)
映画『センチメンタルヤスコ』は公開中