内村光良、7年ぶりの監督作決定!鈴木おさむの感動ベストセラー「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」を伊藤淳史・小出恵介W主演で映画化!
鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」が、ウッチャンナンチャンの内村光良監督のもと伊藤淳史、小出恵介のダブル主演で『ボクたちの交換日記』として映画化されることが発表された。内村がメガホンをとるのは映画『ピーナッツ』以来、約7年ぶりで2作目となる。
結成12年目、30歳になっても鳴かず飛ばずのお笑い芸人コンビの葛藤を、「交換日記」という形で表現した原作は、2010年から「Quick Japan」にて一年にわたり連載された異色小説。「夢を追うべきか。あきらめるべきか」、貧しく厳しい世界で悩む二人のリアルな言葉に、本物のお笑い芸人による交換日記と勘違いした読者が続出したほど。2011年3月に単行本として出版され、オードリーの若林、田中圭による舞台版のチケットはプラチナ扱いされるほど反響を呼んだ。
自らも「お笑い第三世代」として、お笑い芸人たちの心情をよく知る内村は、映画化に寄せて「自分に最も近いお笑いの世界の話なので、物語の映像化にあたっては脚本に時間をかけました」とコメント。コントを中心としたネタで一世を風靡したウンナン内村らしく、劇中のネタを、原作の漫才コンビからコントコンビに変更し、主演俳優の二人と準備を重ねてきたという。
「房総スイマーズ」を演じるのは、テレビドラマ「電車男」で大ブレイクした伊藤と、映画『ROOKIES -卒業-』などに出演し、実力派俳優として活躍している小出。学年も同じ二人は「選んだ道の先にある悲しみや喜び、そういう所をしっかり伝えていければ(伊藤)」「役柄を伝説的なお笑い芸人である監督のイメージに近づけていくことの難しさを感じながらも、楽しんで演じています(小出)」と意欲を見せている。
内村が監督することを知り、興奮状態になったという原作者の鈴木は、「多くの芸人さんの夢が叶い、そして夢が散るところをたくさん見てきた内村さんだからこそ、ほかの監督では絶対に出来ない作品になるはず」と太鼓判。「昔、夢を諦めたことのある人も、今、夢ともがいている人も絶対観て欲しい映画になることでしょう」とメッセージを送った。
本作は、今月6日より都内近郊にてクランクイン。都内中心に行われている撮影は、現在快調に進んでいるといい、初夏クランクアップを予定している。(編集部:森田真帆)
映画『ボクたちの交換日記』は、2013年に公開予定