『宇宙人ポール』グレッグ・モットーラ監督にオファー続々!新作コメディー&全米ベストセラーの映画化企画!
映画『宇宙人ポール』のグレッグ・モットーラ監督が、『ヴァージン・スーサイズ』の原作者として知られるジェフリー・ユージェニデスのベストセラー小説「ザ・マリッジ・プロット / The Marriage Plot」の映画化に参加するのではないかとバラエティーが報じている。
モットーラ監督は、映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『アドベンチャーランドへようこそ』といった作品で、いわゆるイタイ青春を上質のコメディー作品に仕立て上げ、高い評価を得ている期待の俊英。その一方で、日本では作品がビデオ・DVDスルーになることが多く、知名度は決して高いとはいえなかったが、昨年12月に劇場公開された映画『宇宙人ポール』がスマッシュヒットを記録し、日本の映画ファンにもようやく知られるようになった。
そんなモットーラ監督が現在映画化を交渉中と伝えられている小説の著者ユージェニデスは、キルステン・ダンスト主演で『ヴァージン・スーサイズ』として映画化された小説「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」、そしてピューリッツァー賞を受賞した小説「ミドルセックス」などを発表している、現代アメリカを代表する小説家の一人。コメディー作品を主に手掛けてきたモットーラ監督との組み合わせは意外だが、どちらも青春時代の痛みが作品のキーワードになっており、その意味では期待大だ。
そして先日ハリウッド・リポーターが報じたところによると、『ブルーノ』でサシャ・バロン・コーエンと共同脚本を務めたジェフ・シェイファーとダン・メイザーによる新作コメディー映画のオファーもモットーラ監督は受けているといい、押しも押されもせぬ若手人気監督の一人となったことがうかがえる。
映画『(500)日のサマー』をヒットに導いたマーク・ウェブが人気シリーズのリブート作『アメイジング・スパイダーマン』の監督に抜てきされるなど、まだまだアメリカン・ドリームの例が転がっている現在のハリウッド。モットーラ監督の今後を楽しみに思う映画ファンも多いに違いない。(編集部・福田麗)