ダニー・デヴィート、67歳でウエストエンド・デビュー 英各紙から好評
映画『ツインズ』などで知られる俳優、ダニー・デヴィートが、ロンドンのウエストエンドで初めて舞台に立ち、その演技がイギリス各紙から好評を得ている。
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ダニーが出演したのは、ロンドンのサヴォイ劇場で公演が行われた舞台「ザ・サンシャイン・ボーイズ」。ふたりの芸人が43年ぶりに再会する物語で、映画『ハリー・ポッター』シリーズのバーノン・ダーズリー役で知られるリチャード・グリフィスと共演している。もともとこの作品は、1972年にブロードウェイで公演され、1975年にはウォルター・マッソーとジョージ・バーンズ共演で『サンシャイン・ボーイズ』として映画化もされている。
ダニーはこれまで、1971年の舞台「カッコーの巣の上で」などブロードウェイの舞台などに出演してきたが、イギリスのウエストエンドで舞台に立つのはこれが初めてのこと。英各紙ではダニーの演技におおむね高評価をあげており、英テレグラフ紙では「デヴィートとグリフィスが頂点に立っている」と、ふたりの際立った存在感を称賛。タイムズ紙でも「孫に伝えるべき演技」と絶賛している。一方、英インディペンデント紙では、「がっかりした」と良い評価が得られなかった。また英デイリー・メール紙では舞台自体については「やや失望」と辛い評価ながらも、ダニーについては「この舞台の貴重な財産」と評価している。
ダニーは現在、映画『ツインズ』の続編企画を控えており、アーノルド・シュワルツェネッガーとエディ・マーフィとのトリオ出演となる予定で、期待が高まっている。
舞台「ザ・サンシャイン・ボーイズ」はロンドンのサヴォイ劇場で7月28日まで公演予定。(竹内エミコ)