『トゥルーマン・ショー』のピーター・ウィアー監督、ゴシックスリラー「古城ホテル」の映画化に着手
映画『マスター・アンド・コマンダー』『トゥルーマン・ショー』などを手がけ、アカデミー賞監督賞に4度ノミネートされたことのある名匠ピーター・ウィアー監督が、ゴシックスリラー『ザ・キープ(原題) / The Keep』の映画化に着手したことがバラエティーにより明らかになった。
この作品はピューリッツァー賞受賞作家ジェニファー・イーガンの同名小説「古城ホテル」を映画化するもので、21世紀のゴシック・ゴースト・ストーリーの名作といわれている。
ストーリーは、疎遠になっていたいとこ二人が久し振りに出会い、崩壊寸前の城を少し風変わりなホテル・リゾートへ改築するために赴くが、古城の中で子どもの頃のトラウマや恐怖症がよみがえるほどの奇怪な出来事に次々と見舞われ、ついには脱出を試みるという内容。脚本もピーター・ウィアー監督が書き下ろすとのこと。
重々しい内容の映画になりそうだが、映画『ピクニックatハンギング・ロック』や『いまを生きる』といった作品を幻想的な美しい自然の色彩と独特の世界観で描いてきたウィアー監督なら、素晴らしい作品になりそうだと期待を抱かせる企画だ。撮影は、来年春スタートを予定している。(後藤ゆかり)