バカリズム、初の“ほぼ”監督・脚本・主演映画!「ライバルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の人!」
26日、映画『バカリズムTHE MOVIE』の初日舞台あいさつ、ならびに完成報告会見が行われ“ほぼ”監督・脚本・主演を務めたお笑い芸人のバカリズムが登場。独特の笑いを追求するバカリズムならでのはシュールなトークに、場内は大きな笑いに包まれた。
映画『バカリズムTHE MOVIE』初日舞台あいさつフォトギャラリー
本作が完成したのが公開当日ということで、舞台あいさつと同時にマスコミへの完成報告会見が行われるという異例の展開。多くの記者が待ち構える中、登場したバカリズムは「(この映画は)牛だったら(生まれたてで)まだヌルヌルがついている状態。僕もまだちゃんと観ていないんですよ」と切羽詰まったスケジュールだったことを明かす。
そして、現在開催中のカンヌ国際映画祭を意識してか、「(この映画で)カンヌを頑張りたい」と宣言。しかしすぐさま「カンヌって何ですかね。いまいちわかっていないんですけど、1回戦で負けた夢を見たんです」と珍発言を連発し、客席からは笑いが絶えなかった。
“ほぼ””監督・脚本・主演という表現を使っていることには「いつでも逃げられるように“ほぼ”ぐらいがいい。でもこの映画が話題になったら(胸を張って)『監督です』というかも……」と照れくさそうに語った。
さらに「ライバルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を撮った人(ロバート・ゼメキス監督)。名前はわからないけど、あの映画面白いんですよ。知っています?」とボケ倒す。最後に「この映画、今のところ4日間しか上映しないので、今後の展開はここに来た皆さんの反応にかかっているんです。ツイッターとかで『ほぼカンヌだよ』ってつぶやいて広めてください」と「よくわからないカンヌ」がすっかりお気に入りの様子のバカリズムだった。
本作はお笑い芸人・バカリズムが“ほぼ””監督・脚本・主演を務めたオムバス映画。学園サスペンス、恋愛ドラマ、アクションなどさまざまな作品をバカリズムならでは独特のセンスで描く。(磯部正和)
『バカリズムTHE MOVIE』は5月26日、27日、6月2日、3日にシネマート六本木にて限定上映