製作費37億円の大暴走インド映画『ロボット』2時間57分の完全版、公開決定!
製作費に37億円をかけ、インド映画史上最高のメガヒットとなる興行収入100億円超えを記録した『ロボット』が、2時間57分の完全版を新たに公開することがわかった。
主演に、インド映画界のスーパースターで『ムトゥ踊るマハラジャ』の出演により日本でも人気の高いラジニカーントを迎えた本作。ラジニカーントは天才博士とロボットという一人二役をこなしており、そのロボットが人間に失恋し、冷酷なターミネーターと化して大暴れするさまを、インド映画ならではの歌や踊りを交えて描いている。
最新のVFXを駆使して表現した、あり得ないアクションシーンたっぷりの本作は、インド映画ファンのみならず、一般の映画ファンをもとりこに。3時間超えが日常のインド映画を日本で公開するにあたり、配給元のアンプラグドは2時間19分に編集して5月12日より劇場公開したが、完全版の公開を望む声が高まり、ついに本国インド版の2時間57分バージョンの公開が決まった。6月1日より渋谷TOEIで2週間限定公開され、その後全国順次公開を予定。
未公開分の最大の見どころは、世界遺産マチュピチュでの豪華絢爛(けんらん)&奇想天外なダンスシーン。それは、ストーリーを無視するかのように突如始まるという。総勢100名以上のスタッフ&キャストが一丸となって、重い機材を手持ちで運び、マチュピチュの高地で踊り狂う。イメージするだけでも笑えてくるから不思議だが、その発想力こそ本作の魅力といえるだろう。ほかにも、ブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園を舞台にしたシーンも登場する。(編集部・小松芙未)
映画『ロボット』完全版は6月1日より渋谷TOEIで2週間限定公開
日本版『ロボット』は新宿バルト9ほか全国公開中