クリストファー・ノーラン監督、『ダークナイト ライジング』にジョーカーを出さなかった理由を明かす!
最新作『ダークナイト ライジング』に、前作の悪役・ジョーカーは出てこないと明言していたクリストファー・ノーラン監督が、なぜその決断に至ったかをエンパイア誌のインタビューで明かした。
ジョーカーは、『ダークナイト』で今は亡きヒース・レジャーさんが演じた、混乱と破壊を愛し、主人公バットマンと敵対する人物。ヒースさんの鬼気迫る演技は多くの観客を魅了し、前作で使われなかったカットが最新作で使用されるのではといううわさが出たこともあったほどである。
ジョーカーについて尋ねられたノーラン監督は、「僕らは(最新作で)ジョーカーのことは扱っていない。それは僕とヒースの関係、僕らが『ダークナイト』でした経験からそうすべきだと強く思ったからなんだ」とコメント。
「現実に起きた悲劇のことをどうあっても説明したくはなかったんだ。それはふさわしくないことに思えたからね。だから僕らは、新しいキャラクターを生み出し、ジョーカー抜きでブルース・ウェインの物語を続けることにしたんだ」と、ヒースさんとの厚い信頼関係があったからこそ、新作に彼を出さないことに決めたと明かしている。(編集部・市川遥)