『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、捕鯨船を舞台にした海洋スリラーに主演交渉
映画『マイティ・ソー』『スノーホワイト』のクリス・ヘムズワースが捕鯨船を舞台にした海洋スリラー『ザ・ハート・オブ・ザ・シー(原題) / The Heart Of The Sea』に主演交渉中とのニュースがDeadline.comによって明らかになった。
クリス・ヘムズワース出演 映画『スノーホワイト』写真ギャラリー
この作品はアメリカで最も権威のある文学賞のひとつ、全米図書賞を受賞したナサニエル・フィルブリックの小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」の映画化だという。これは実話で、1819年、ナンタケット島を出航したエセックス号が一頭のマッコウクジラに襲われ、乗組員は90日間海を漂流、20人の乗組員のうち生き残ったのは8名にすぎなかったという。メルヴィルの海洋冒険小説「白鯨」のもととなったアメリカ捕鯨史上最悪の悲劇を再現した作品。
脚本は映画『ブラッド・ダイヤモンド』のチャールズ・リーヴィットがペンを執るが、監督はまだ決まっていない。クリス・ヘムズワースにはヒーロー役がふさわしいと思われるが、監督をはじめ、その他の乗組員たちのキャスティングも楽しみプロジェクトだ。(後藤ゆかり)