T-BOLAN、13年ぶりに再結成!震災受けオリジナルメンバーが再会
1999年に解散した人気ロックバンドT-BOLANが、13年ぶりにオリジナルメンバーで再結成することが発表された。デビュー20周年を締めくくる年の再結成に、ボーカルの森友嵐士は「T-BOLAN 再結成します。そして皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。『また会おうぜ!』の約束をこの胸に」とファンに向けてメッセージを送っている。
T-BOLANは、1991年にデビューした4人組ロックバンド。「離したくはない」「Bye For Now」「マリア」などヒット曲を連発し、ビーイング系アーティストの代表格として一世を風靡(ふうび)した。その後、森友の声帯の不調からバンドは活動休止に至り、1999年にそのまま解散。
ファンの復活を望む声が絶えない中、不調から回復した森友は、2年前からソロ活動を行ってきた。そして昨年、東日本大震災が発生。ボランティア活動に参加した森友は、年月がたっても変わらない、ファンのバンドに対する熱い思いに触れ、ギターの五味孝氏、ベースの上野博文、ドラムの青木和義らメンバーとの再会を決意。それぞれの今の気持ちを確かめ合い、「想いが同じなら、『いつか』じゃなく『今』」と再結成を決めたという。
森友は「13年ぶりの再結成。T-BOLANという名のバンド。4人それぞれに13年の月日が流れているけれど、音を出す事で、僕たちは時間の流れを飛び越えて、ひとつになれる喜びを実感しています。スタジオで音を重ね合うたび、T-BOLANというエネルギーを、T-BOLANというその色を、改めて強く強く感じています」と喜びをコメントしている。
今回T-BOLANの再結成と共に、1990年代前半、彼らを筆頭に一大ブームを巻き起こした、当時のビーイング所属アーティストが集合するツアー「“BEING LEGEND” Live Tour 2012」の開催も決定。T-BOLANに加え、来年デビュー20年のDEENのほか、浅岡雄也が率いるthe FIELD OF VIEW、B.B.クィーンズが出演する。当時の彼らに熱狂した若者たちも、今や30代~40代。さまざまな困難と共に、社会の中心的役割を果たす中、彼らの青春の思い出を紐解き、日本の活力となるような、記念すべきライブとなりそうだ。(編集部・入倉功一)
「“BEING LEGEND” Live Tour 2012」は10月4日のハーモニーホール座間を皮切りに全国16都市18公演を予定 9月1日からチケット一般発売 税込み価格 8,500円