『リング』中田秀夫監督、新作はアメリカの人気グラフィックノベルが原作の自殺の名所・青木ヶ原樹海が舞台
映画『リング』『仄暗い水の底から』の中田秀夫監督の新作が、自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海を舞台にした映画『ザ・スーサイド・フォレスト(原題) / The Suicide Forest』になることが明らかになった。アメリカの人気グラフィックノベルを原作にしている。
中田秀夫監督の映画『Chatroom/チャットルーム』場面写真
Deadline.comによると、原作はエル・トーレスによるグラフィックノベル。自殺者の魂がさまよっているという伝説のある日本の青木ヶ原樹海を舞台に、邪悪なものに取りつかれたアメリカ人が何とかそれを振り払おうとするさまを描いている。
現在は脚本家を探している段階だという同作のプロデューサーを務めるのは、これまでにも中田監督とタッグを組んできたロイ・リーと一瀬隆重。『リング』『らせん』といった作品のプロデューサーを務めた一瀬は、今回の報道が事実であると認めている。
Jホラーの旗手として海外でも注目されている中田監督は、良質なホラー作品を発表する一方で、『L change the WorLd』『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』といった作品も監督。2005年の映画『ザ・リング2』ではハリウッドデビューを果たし、2010年にはイギリスで『Chatroom/チャットルーム』を制作。同作は翌2011年に日本公開された。(編集部・福田麗)