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『サマーウォーズ』細田守監督最新作世界へ!34の国と地域で配給決定!

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細田守監督と最新作『おおかみこどもの雨と雪』
細田守監督と最新作『おおかみこどもの雨と雪』 - (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

 18日、千代田区丸の内の東京国際フォーラムで映画『おおかみこどもの雨と雪』完成報告会見が行われ、細田守監督と奥田誠治エグゼクティブプロデューサーが完成の喜びを語った。

映画『おおかみこどもの雨と雪』ジャパンプレミア写真ギャラリー

 これまで、『時をかける少女』『サマーウォーズ』と大ヒット作を世に送り出してきた細田監督。壇上に登場した細田監督は緊張の面持ちで、最新作について、「今日、初めて一般の方の目に触れるということで、正直、どういうふうに受け止めてくれるんだろうかと緊張しています。しかし、キャスト、スタッフ共に最高の人たちに恵まれまして、みんなの才能と努力によって無事完成させることができました。彼らの顔を思い浮かべると誇らしい気持ちでいっぱいです」とあいさつ。

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 この日は、本作がすでに韓国、台湾、香港、マカオ、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ポーランド、イタリア、ギリシャ、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、スロヴェニア、ブルガリア、ルーマニア、チェコ、スロヴァキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、ノルウェー、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランドの34の国と地域で公開されることが発表された。

 6月25日にフランス最大のシネマコンプレックスUGC Cine Cite Les Hallesにてワールドプレミア上映されることも決定している本作。過去2作品はがヌシー国際アニメーション映画祭に選出されている細田監督作品だけあって、北米、イギリスも現在配給交渉中であり、海外映画祭からも多くのオファーを受けているという。なお、日本では全国350スクリーンでの上映が決定している。

 そんな現状に喜びを見せつつも、「海外配給を意識して作品を作るということは?」という質問には「海外を意識して作るということはありません。でも世界の映画祭を見てみて、意外とみんな、地元のネタをモチーフにしているんだなと気付いた。それからは、以前よりも世界の中における、日本のある種の美しさを意識するようになりました。そういう面が出ていればいいと思います」と語る細田監督であった。(取材・文:壬生智裕)

映画『おおかみこどもの雨と雪』は7月21日より全国東宝系にて公開

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