1年以内に映画館に行った人は全体の5割弱!「映画館での映画鑑賞」に関する調査結果発表!
gooリサーチが、5月下旬に全国の10代から70代までの男女3,189名を対象にしてインターネット上でアンケートを実施、「映画館での映画鑑賞」に関する調査結果を発表した。直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人(以下、映画館鑑賞者)は全体の45.3%であるなど、映画館での映画鑑賞の今が明らかになった。
映画館鑑賞者が観た映画ジャンルについては、「邦画のみ観た」が36.0%、「邦画と洋画どちらも観た」が43.2%、「洋画のみ観た」が20.9%。邦画鑑賞が洋画鑑賞を15ポイントも上回るなど、近年の洋画に対する邦画の優勢を象徴している。
洋画よりも邦画を好む理由としては、「好きな俳優が出演しているから」「好きな原作(小説・漫画)の映画で興味があったから」などが挙げられている。原作ものばかりで面白くなくなったといわれることも多い邦画だが、この類いの映画は根強い人気のようで、今後も「原作の映画化」は続きそうだ。
直近1年とその前年の映画館鑑賞本数の変化を見ると、「増えた」が10.3%に対して「減った」が29.9%と、減少が増加の約3倍となった。減った理由としては「観たい映画がなかったから」が37.7%で最も多く、魅力的なコンテンツ不足がユーザーの映画館離れを進めているといえる。
いよいよ大作ぞろいの夏が到来するが、この状況を打破できる作品は現れるのだろうか? この夏観たい映画の1位に輝いたのは、22.5%で『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。海外では大躍進中の『アベンジャーズ』はわずか3.6%にとどまった。ちなみに「年12本以上鑑賞」のヘビーユーザーのみに絞ると、全体では5位だった『ダークナイト ライジング』が48.1%で一番人気となっている。(編集部・市川遥)