意識を失うほど過酷な撮影現場に問題あり リンジー・ローハンのテレビ映画を労働組合が調査
エリザベス・テイラーの若き日を描いたテレビ映画「リズ&ディック(原題) / Liz & Dick」撮影中のリンジー・ローハンが過労により意識を失った件で労働組合が調査に乗り出した。
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意識を失う前にリンジーは「4日間で85時間働き、徹夜で撮影をした」とツイート。かなりのハードスケジュールをこなしていることは彼女のスポークスマンも認めている。WENNによると、疲労を訴え、辞めたスタッフも2名いるとのことであり、このため、俳優の労働組合2団体(国際演劇被雇用者映画機器技術者同盟IATSEと映画俳優組合米国テレビラジオ芸能人連盟SAG-AFTRA)が調査を始めたようだ。
IATSE事業部長のマイク・ミラーは「IATSEはテレビ映画『リズ&ディック(原題)』の現場で何が起きているかを把握しており、撮影現場に組合の代表を派遣しましたし、今後も労働時間と労働環境を監視していきます」とコメントし、危険な労働環境から組合員を守ることを真剣に受け止めていることを明かした。
また、SAG-AFTRAも代表を撮影現場に派遣し、労働条件に違反をしていれば罰金の支払いを製作側に科すとThe Wrap.comにコメント。現在のところ、特に問題は発見されなかったようだが、同作がリンジーの一件で組合から目を付けられてしまったことは間違いない。(澤田理沙)