曲をコマーシャルに無断使用 ザ・ブラック・キーズがピザ・ハットとホームセンターを訴える
昨年発売され大ヒットしたアルバム「EL CAMINO / エル・カミーノ」に収録されている曲を無断で使われたとして、ザ・ブラック・キーズがピザハットとホームセンター大手ホーム・デポを訴えた。
二社はコマーシャルでザ・ブラック・キーズの曲を使用しているが、ボーカルは入っていない。ピザ・ハットはチーズを含んだクラストが食べやすいサイズに丸まって並べられている「チージー・バイツ・ピザ」のコマーシャルで「Gold on the Ceiling」を使い、ホーム・デポはリョービのパワーツールのコマーシャルで「Lonely Boy」を使っているが、どちらも許可は得ていなかったとアクセス・ハリウッドは報じている。
バンドのスポークスウーマンは、著作権法に違反するとの専門家の意見もあり訴訟に踏み切ったとコメント。それぞれの会社から7万5,000ドル(約600万円)の支払いと使用を求めているという。
今回無断使用された二曲は、先日、MTVジェネレーション・アワードを受賞したジョニー・デップがステージに上がり、ザ・ブラック・キーズと一緒にギターを弾いて会場を沸かせた曲でもある。人気のある曲でコマーシャルを印象付けようとしたのだろうが、これだけ大手の会社が著作権を考慮せずに広告を製作したというのは不思議だ。(澤田理沙)