キーラ・ナイトレイ主演の映画『キャン・ア・ソング・セイヴ・ユア・ライフ?』にヒップ・ホップ・アーティストのシーロー・グリーンが出演へ
キーラ・ナイトレイ主演の映画『キャン・ア・ソング・セイヴ・ユア・ライフ?(原題) / Can A Song Save Your Life?』にヒップ・ホップ・アーティストのシーロー・グリーンが出演することがVarietyによって明らかになった。
この作品は、ロック/ポップグループ、マルーン5のフロントマン、アダム・レヴィーンの映画デビュー作としても注目を浴びているもので、レヴィーンとともにテレビのオーディション番組「ザ・ヴォイス」でジャッジを務めたシーロー・グリーンの参加は同窓会のようだ。シーローの音楽スタイルは、歌もラップもこなせるヒップホップともR&Bとも形容できる多彩な才能を惜しみなく見せるというもの。
ストーリーはシンガーとして成功するのを夢見てニューヨークに出てきたカップル(アダムとキーラ)だったが、彼のほうがソロ・シンガーの契約をして彼女を捨ててしまうところからスタートし、失意の彼女は下町のバーでツキに見放されたレコード・プロデューサーと出会い、二人で夢を追うことになるというもの。映画『アベンジャーズ』のブルース・バナー=ハルク役のマーク・ラファロが落ち目のレコード・プロデューサーを、映画『マルコヴィッチの穴』のキャサリン・キーナーがマーク・ラファロの仲たがいをして別居している妻を演じるという。
監督は2007年アカデミー賞歌曲賞を受賞した映画『ONCE ダブリンの街角で』の監督ジョン・カーニー。『ONCE ダブリンの街角で』はブロードウェイのミュージカルとなっており、先日のトニー賞でミュージカル作品賞を含む8部門を制している。
ますます脇役陣に厚みを増したこの作品、音楽好きにはたまらないものになるだろう。(後藤ゆかり)