KISSのポール・スタンレー、「普通の恰好をしているロックスターは金をもらう権利はない」
派手なメイクと衣装で知られるキッス(KISS)のポール・スタンレーは、ロックスターが普通の恰好をしてはいけないと思っているらしい。
「ご近所さんと同じ格好をしているロックスターは金をもらう権利はない。音楽であろうと映画であろうと、人は日常をはるかに超えるものを求めているんだ。どうしてそういう人が少なくなったんだ? 確かに楽ではないよ。これは一種の技術だ」とポールはBANG Showbizに語っている。
それでも、どんなに派手なことをやっても一番大事なのは曲だという。「最終的には重要なのは曲、音楽だ。僕が小さかったころのヒーローはみんなロックンロールを説いていて、その時代に成長できてうれしく思うよ。ハンブル・パイやデレク・アンド・ザ・ドミノス、レッド・ツェッペリンなどを観たとき、すべては曲なんだと理解できた」
「僕らのバンドは過度に派手にして違うものになってしまったかもしれないが、根本はロックバンドで、重要なのは曲だとわかっている。曲というのはセカンド・コーラスになるころには一緒に歌えるようなものであるべきだ」と、ファンが一緒に歌うことが難しい最近のヒット曲には不満があるようだ。
キッスは約60センチx90センチの巨大な本「KISS Monster Book」を発売予定。彼らの40年の活動を追った本は世界中でわずか限定1,000冊という超レアなものになる。また、7月4日に行われるチャリティコンサートでも披露する新曲「ヘル・オア・ハレルヤ(原題) / Hell or Hallelujah」がリリースされている。(BANG Media International)